白渤さんの説明では、東日本大震災の後、安全性の問題から学位取得を諦めて本国に戻って就職する人もいたが、震災後しばらく経ってから日本に戻り、学業を継続する学生もいたと言う。また「理系の留学生は、卒業後日本で就職しやすい。特に中国人留学生の需要はとても多い。3年間の大学院生活を終えて就職し、5年働ければ「グリーンカード」も取得できる」とも語る。
■本社からの派遣を目指す中国人留学生
小梅さんは、日本文化が大好きだったので日本の大学に留学することにした。卒業まであと1年となった彼女は、卒業後は中国で仕事をしたいと考えている。多くの大学生、特に大学院生が日本へ留学するのは、仕事の経験を積むためだと小梅さんは考えている。日本企業には、中国人留学生を中国に派遣して仕事をさせる会社がある。留学生にとっては、よく知る環境に戻れる上に、日本の高い給料も得られるので好都合だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月24日