金沢大学理工学域の山崎光悦・学域長率いる訪問団は27日午前、中国の山東大学(=山東省済南市)を訪問、婁紅祥副校長らと会談したほか、山東大学工学部の各学院との提携合意に調印した。
会談で歓迎の意を表した婁副校長は、山東大学の概況や特徴、国際交流の状況などを紹介。理工学科である両大学の学生や学者の交流を促進・強化したいとの意向を示した。一方の山崎学域長も金沢大学や理工学域の基本的な情况を紹介。両大学が学者や学生が積極的に交流活動に参加するよう励まし、実りある提携になるようにしたいとした。
その後、2人は提携合意の調印式に参加し、それぞれの大学を代表して、合意書に署名。提供合意の枠組みに基づいて、展開される日中韓の環境保護に関する交流プロジェクトや短期学生交流プロジェクト、交換学生交流プロジェクト、教師の科学研究提携などについて意見を交わし、いくつかのプロジェクトの実施に合意した。
1949年に金沢医科大学や第四高等学校など6校を母体に発足した金沢大学は、本州日本海側を代表する総合性の国立大学。現在、人間社会学域や理工学域、医薬保健学域の3学域を有し、学生約1万1千人、教師約3千人が在籍している。
「人民網日本語版」2012年3月28日