資料写真:日本の潜水艦
◆包括的政治戦略の欠如
神奈川大学国際政治学の佐橋亮准教授は、日本の軍備建設はその長い海岸線を防衛するのに必要だとし、日本は中国の「拡張主義」を念頭に戦略案を制定すべきだと主張する。
沖縄琉球大学国際関係学の我部政明教授は、日本は軍拡競争の夢を見ているが、それに対する総合的な包括的政治戦略がないと指摘。日本海軍は新しい玩具を大量に入手、これらの玩具は致命的な兵器だが、日本はそれをどう使うかわかっていない。
日本が中国と開戦しない限り、日本の非対称的な作戦能力は地域的な影響力を持たない。「品質の低い中国の空母のほうが東南アジア各国との外交で力を発揮し、中国は平和期における勢力範囲を拡大するだろう」と道下徳成准教授は指摘しする。