日米、冷戦思考へ逆戻り 「集団作戦」重視

日米、冷戦思考へ逆戻り 「集団作戦」重視。 野田佳彦首相は4月29日から5月2日の3日間、米国を訪問した。野田首相とオバマ米大統領は今月1日に会談後、「未来に向けた共通のビジョン」と題した共同声明を発表した。共同声明には「中国」の二字はなかったが、日本時事通信社は、安全保障問題の関連内容は中国を念頭に置いていると指摘。日米両首相の会談の内容は冷戦思考に満ちていた…

タグ: 日本 米国 冷戦 集団作戦 訪米 野田佳彦

発信時間: 2012-05-10 10:00:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

最後に、日米の「冷戦思考」は大きな変化と発展を遂げたのに気づく。20世紀の米ソが単独で対立していた冷戦方式に比べ、今の日米は「集団作戦」を重んじている。具体的には、「日米+1」で、第三国を対中勢力に引き込んでいる。日印、米印の2国間協議は3国間協議に移行し、会談の議題の多くも中国に関わる。南アジアのミャンマー、中央アジアのカザフスタンでは、中国との事業協力に日米が干渉してきている。東南アジアでは、日米がフィリピンと中国との領土問題を直接挑発し、米比合同軍事演習や軍事基地の建設、武器売却などを通じてフィリピンの後ろ盾となり、中国に対抗させている。

野田首相は帰国後、「(今回の訪米は)確実に実りがあった。ゴールデンウイーク後半は静かに考え事をする」と得意げに自らのブログに書き込んだ。しかし、真剣に考える必要があるのは野田首相だけではない。「日本は今後どう歩むか」「今後のアジア太平洋の新たな動向」「冷戦思考の世界の発展に対する影響」――これらすべてを中日両国、アジア全体がじっくり考える必要がある。(日本新華僑報 蒋豊編集長)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月10日

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