日本を踏み出しアジアで花咲く「やまとなでしこ」

日本を踏み出しアジアで花咲く「やまとなでしこ」。 今、アジアの経済は日増しに一体化し、各国の人々の流動が大幅に増加している。上海だけでも6万人あまりの日本人が長期滞在しており、熨斗さんのような女性も少なくない。企業と一体となって動く男性と違い、女性陣は利害にこだわらず、単身で孤軍奮闘している。そして、アジアで成功を手にしているのだ…

タグ: 日本 女性 上海 アジア ビジネス

発信時間: 2012-05-11 09:51:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=在日学者 劉迪

2012年5月4日、NHKで『アジアで花咲け!なでしこたち』という大型特別テーマ番組が放送された。番組には20代と30代の女性がそれぞれ10名参加し、自信のアジアでの体験と、今後の人生設計について話した。番組内では、アジア各国で成功を収めた女性のサクセスストーリーも紹介された。

近年、アジアで働く若い日本女性がどんどん増えており、なかでも独身の人が多い。特別テーマで紹介された熨斗麻起子さんはその1人である。熨斗さんは今年39歳で、17年前の大学卒業時、運良く中国大陸の大学が日本語教師を募集している情報を目にし、何のためらいも無く、中国での最初の仕事を始めた。2年半の契約期間が終了すると、彼女は香港を経由して日本に戻る予定だった。当時は丁度、香港が返還された年で、香港がビジネスチャンスに溢れていると熨斗さんは感じ、中国に留まる事を決意、深センの日系企業での仕事に就いた。今では、彼女は深センの飲料水メーカーの社長であり、会社の年商は1億2000万円だ。

植村稚子さん(34歳)は、大学卒業後、造酒会社に10年間勤めていた。この間、彼女は仕事で頻繁に日本とシンガポール間を行き来していた。彼女から見るシンガポールは清潔で、いたるところにコンビニがあり、日本と大した差がない国だった。そのため、彼女は仕事を辞め、社長になる道を選んだ。シンガポールで、彼女は飲食投資コンサルティング会社を立ち上げ、シンガポールに進出を考えている飲食業界企業のコンサルティングを行なった。造酒会社に勤めた10年の間に、彼女は幅広い人脈を手に入れていた。それこそ、彼女の自信の源である。

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