経済の長期的な低迷を受け、日本の就職状況が日増しに深刻化しており、日本人大学生の就職が厳しい現実に直面している。日本企業が中国進出を加速する中、活力あふれる中国人留学生が、日本人材市場で歓迎されつつある。日本新華僑報が伝えた。
日本学生支援機構の統計によると、現在日本に滞在している中国人留学生は8万6000人に達している。うち大学卒業生は毎年1万4000人に達し、そのほとんどが日本で就職している。
日本某グローバル大手の人事部担当者は、「当社の面接に参加する中国人留学生は活力があり、日本人学生とは大違いだ。努力の方向について話が及ぶと、将来に明確な目標を持つ彼らはみな、目をキラキラと輝かせる」と述べ、「日系企業の高給・高待遇を好み、一定の経験を積み重ね資本を築いてから、独立して企業家になろうとする」のが中国人留学生の特徴であり、多くの企業に歓迎されていると指摘した。一方で、中国人留学生の最大の障碍は、言葉の壁と社会への理解度だ。しかし、多くの中国人留学生が日本社会と接触するようになっており、日本社会に対する理解度は日系企業の予想を上回っている。
日本の各大学は就職率を高めるため、キャンパス内に就職相談窓口を開設し、履歴書作成や面接の練習等の支援を行っている。中国人留学生も自由に参加でき、大きな力を得ている。
「人民網日本語版」2012年5月12日