外交部の定例会見で12日、劉為民報道官が質問に答えた。
----国連の大陸棚限界委員会はこのほど、日本の大陸棚延長申請に対する勧告の要旨を公表した。日本側、中国側ともに歓迎を表明している。この件についてコメントは。中日双方で勧告の要旨について理解が異なるのではないか?
大陸棚限界委員会が公表した日本の大陸棚延長申請に対する勧告の要旨は沖ノ鳥礁(沖ノ鳥島)を基点とする大陸棚延長を認めておらず、日本側はこの点をよくわかっている。日本が大陸棚延長を委員会に申請した後、中国と韓国は国連事務総長に繰り返し口上書を提出し、国際法に基づき沖ノ鳥礁は他的経済水域(EEZ)や大陸棚を持つべきでないと強調し、日本が沖ノ鳥礁を基点に主張する大陸棚延長を認めないよう委員会に要求した。沖ノ鳥礁に関する日本側の不法な主張に対して、多くの国々も異議を申し立てた。委員会の対応が公正で理にかなっており、国際法に合致し、国際社会全体の利益が守られたことを、中国側は歓迎する。
「人民網日本語版」2012年6月13日