6月20日発行の「日本僑報電子週刊」第1036号によると、第八回「中国人の日本語作文コンクール」園丁賞が発表され、今回は22校が受賞した。
日本僑報社日中交流研究所が主催し、日本外務省、在中国日本国大使館、人民日報社人民網、チャイナネット、中日友好協会などが後援、株式会社ドン・キホーテと朝日新聞社が協賛する今回の日本語作文コンクールのテーマは、「中国人がいつも大声で喋るのはなんでなのか?」と、「日中両国民が親近感を高めるための、私ならではの提言」の2つ。今年1月に正式にスタートして、5月31日に原稿受付を締め切った。集計の結果、中国24の省市区の157校(大学、専門学校、高校、中学校)から2648編の投稿が寄せられた。
学生たちの日本語は、指導教官の先生あってのものである。そのため、コンクールでは日中国交正常化35周年にあたる第三回(2007年)から、学生の作文指導に業績ある学校と先生方を表彰する「園丁賞」を創設した。
第八回コンクールは、応募があった157校の中から、昨年同様一校で50本以上の応募があった学校を受賞対象とし、22校を顕彰する。賞状の他、主催者から記念品が贈呈される。
今回の園丁賞受賞校は以下の通りで、( )内の数字は応募作文数。
浙江万里学院(178),大連大学(163),大連交通大学(141),湖州師範学院(137),長春工業大学(107),大連東軟情報学院(104),湘潭大学(103),山東交通学院(84),上海海洋大学(78),長春理工大学(78),西安交通大学(75),吉林華橋外国語学院(67),黒竜江大学(67),延辺大学(64),蕪湖職業技術学院(63),華僑大学(61),江西財経大学(60),山西大学(56),中国海洋大学(56),浙江大学寧波理工学院(54),華東師範大学(51),五邑大学(51)
中国人の日本語作文コンクールは、2005年から毎年開催され、今回で八回目。既に600人以上の応募者が「日本大使賞」をはじめとする各賞を獲得した。主催者は、毎年受賞作品を編集し単行本として出版している。『日中友好への提言2005』、『壁を取り除きたい』、『国という枠を越えて』、『私の知ってる日本人』、『中国への日本人の貢献』、そして『メイドインジャパンと中国人の生活』、『甦る日本!今こそ示す日本の底力』等7冊は、中日両国の読者から高い評価を受けた。特に『壁を取り除きたい―第二回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集』は、朝日新聞(2006年12月24日)書評委員によるお薦め「今年の3点」に選ばれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年6月20日