米日韓の合同軍事演習はメディアの高い関心を集めた。また、外部が最も興味を持ち、最も不可思議に感じたのはおそらく、やはり日本の自衛隊が初めてこの演習に深くかかわったことだろう。過去の3カ国恒例の軍事演習では、海上自衛隊はオブザーバーとして参加しただけだったが、今回、海自は軍艦3隻と戦闘機を派遣して演習に加わっており、このような参加は、米日韓による砕氷式の軍事演習だとする論評が非常に多い。日本について言えば、その役柄の変更は成功したのだろうか、海自はこの軍事演習ではどんな役柄を演じたのだろうか。
◆3隻ともに日本の主力艦
今回の合同軍事演習で3カ国は数多くの駆逐艦、後勤支援艦、対潜ヘリコプターなどを派遣した。日本はイージス艦「きりさめ」と護衛艦「くらま」など軍艦3隻。中央テレビの杜文龍評論家はインタビュー番組で、この3隻の軍艦について「厳格に言えば、日本最高の軍艦ではないが、主力艦であるのは絶対的であり、非常に高度な地域防空能力を持つ」と指摘する。米日韓の発表によれば、今回展開したのは対潜演習だった。朝鮮の艦艇を防備するため、「くらま」クラスの駆逐艦は、非常に高度な対潜能力を備えている。例えば、水面対潜と航空対潜だ。とくに航空対潜では、3機のヘリを搭載することができ、海面に対して航空偵察を行った後、対潜攻撃することができる。従って、総合目標から言えば、この3隻で演習全体への対応が可能であり、能力的にも適応できる。