日本の華字紙「新華僑報」ウェブサイトの記事によると、中国の対外開放政策の深化に伴って中国人が世界で活躍するようになり、仕事や勉強、生活を目的として日本に定住する華人も増加し続けている。これらの人々のなかで最も多いのが、日本人に嫁いだ中国人妻である。
日本政府が発表したデータによれば、日本の国際化が進むにしたがって国際結婚が増えている。特に日本人男性の外国人女性との結婚の増加が目立つ。なかでも中国人女性と結婚をするケースが最も多く、全体の7割を占める。
中国人が日本人と結婚することを、うらやましいと感じる人も少なくない。しかし、そのロマンチックな愛の背景にある、様々な苦労に思いをはせる人は少ない。文化や結婚観念、結婚目的の相違から、在日中国人妻に様々な悲喜こもごものドラマが生まれている。彼女たちの経験は、国際結婚が愛情だけでは済まされないものであることを我々に教えてくれる。
「新華僑報」の記者は先日、東京に住む10人の中国人妻に取材した。彼女たちは自分の結婚に対し、総じて満足はしている一方、日本人の夫との間に摩擦が生じがちである。両者の結婚観に大きな相違があるためだ。
理由の第一は精神面にある。暗黙の了解や価値観が異なっていることが問題を生じさせている。中国人主婦の感覚では、妻は多かれ少なかれ夫の度量に魅力を感じるものだ。しかしほとんどの夫の度量は、中国人妻を満足させるものではない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月13日