在日中国人妻の結婚観:国際結婚はやはり難しい

在日中国人妻の結婚観:国際結婚はやはり難しい。

タグ: 華人,国際結婚,中国人主婦

発信時間: 2012-07-13 09:34:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

吉林省出身で36歳になる主婦の石双華さん(仮名)は、ショッピング時に起こったある昨年の出来事が、日本人の夫のイメージを徹底的に悪化させたという。当時彼女は夫と共に新宿を歩いていたが、不注意で何人かのチンピラにぶつかってしまい、因縁をつけられた。恐怖に震えあがっていたとき、それまで横にいた夫が意外にも遠くに逃げているのに気が付いた。結局、自分が謝罪することでその場を切り抜けることができた。他の取材対象にも似たような経験をした人がいた。ゴキブリやネズミに大騒ぎする夫や、小さな地震が起こった時に妻を置いて逃げ出す夫、さらには妻がセクハラされても何も動こうとしない夫などである。亭主関白と言われる日本の夫は、実際には内弁慶が多いようだ。

彼女たちを取材して分かったのは、もし男気のある夫と結婚したいのなら、日本人が最適であるとは限らないということである。日本で暮らす主婦として、生活面だけでなく精神面でも夫の大きな支えが必要である。

社会との融和という面も、日本に住む中国人妻と日本人の夫が衝突する大きなきっかけとなる。恋愛は2人だけのことだが、結婚となれば両国の社会と関連する問題となる。最良の結婚は融和にあり、お互いの社会から認められることである。中国と日本では文化や観念が異なるため、日本に住む中国人妻が日本の義父や義母とうまくやっていくことは非常に難しい。

日本に住む42歳の主婦、洪琳菲さん(仮名)が日本人と結婚したとき、姑とうまくやっていくのにとても苦労した。姑は、彼女がなにをしても気に食わないのだ。現在、彼女は姑と完全に口をきかなくなった。また、彼女の両親と夫の関係は、まるで他人のようである。結婚時に彼女の両親と食事をして以来14年間、夫は新年のあいさつすらしていない。このことをめぐって夫とケンカになるとき、決まって夫は「オレは自分の両親に対してもそうなんだ」と捨てゼリフを吐く。日本に住む中国人妻たちは、同じアジアの国でも、中国人と日本人は両親に対する態度がかなり異なるとしみじみ感じている。だから、日本人と家庭を築く前に、中国人女性はこの点について事前の心構えをしておくべきだろう。

中日両国の多くの人が知るように、中国人と日本人は見た目も似ているし、食事面も大きな差はない。箸を使うし、漢字も使う。中国人と日本人の国際結婚もまた、一定期間の摩擦はあるだろうが、その後はうまくいくに違いない。とはいえ、日本人の夫に対する中国人主婦の様々な衝突を見る限り、国際結婚はそれほど簡単なものではないようだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月13日

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