上海CGGで大人気のアニメイトブース
中国網:確かにアニメ、漫画の人気は浸透してきているものの、まだビジネスとしては始まったばかりなのかもしれませんね。最近は大規模なアニメ関連イベントやコスプレなど学生の活動も活発化しているようですから、今後は期待できそうです。
しかし、一方、今年の初めから日本の大手ネット業界の中国市場からの撤退が続いていますが、御社のタオバオ上でのショップの売れ行きや反響はいかがですか?
古谷: 2012年1月よりTaobao/TmallにてEc(アニメイト中国EC(Tmall)http://meitewj.tmall.com/shop/view_shop.htm?prt=1345012850365&prc=2)を開始しましたが、現状「売行き」も「反響」も、残念ながらまだ満足できるものにはなっていません。
ただ運営していく中で、様々な問題、課題が浮き彫りとなってきています。それらを今、ひとつひとつ克服している段階です。何をしなければいけないのかが明確になっているので、それらを克服した後に「売行き」「反響」がついてくるものと信じて、日々の小さな問題、課題に対しても中国の消費者のみなさまの立場に立って、真剣に取り組んでいます。
中国網:なるほど、双方向のコミュニケーションツールとしては機能しているというのですね。コミュニケーションといえば、中国のSNS、ウエイボーなども積極的に活用されているようですが、現在、登録数はどれくらいですか?反響やエピソード、効果などを教えてください。
古谷:現在、主に微薄を活用しています。今年7月末段階では、登録数は約34,000人です。
反響、効果も大きいのですが、悪い情報ももの凄いスピードで広がっていきます。(笑)そういった意味で、情報発信、ユーザーからの評価・コメントには細心の注意を払っています。
Ecを始めた当初「商品が高い」「商品説明が良く分からない」など多くの反応を頂きました。企業として努力して改善すべきところは即対応、中にはすぐには改善できないところもありますが、ユーザーに説明し、納得していただくようにしています。
SNSはPRツールだけでなく、ユーザーがアニメイトを育ててくれるツールとも考えています。