釣魚島問題は現在日本で取り沙汰されているが、これは多くの日本人が、中国をそそのかす「最後の機会」であると考えているからだ。
「9・18」を今日振り返ると、歴史上の多くの細かい点が忘れられている。最も注目すべきは、「宿敵」の実力差が過去81年間で驚異的に変化したことだ。中国は無数の苦難を経て、今日ようやく戦略的に日本を圧倒する道を歩み始めた。
中国が日本に「復讐」する必要はないかもしれないが、中日間の実力差を引き続き拡大することが、対日戦略の主導権を固める上で重要だ。日本人は中国人がデモ行進しようとも、中国の世論が何を言おうとも恐れないが、中国の実力が引き続き強化され、中国の軍事費との差がますます広がることを最も恐れている。
「9・18」は中国の国恥記念日であり、この国恥の裏には中国人の大きな苦しみがある。新たな国恥を避けるために、中国は強くなり、団結しなければならない。中国は世界一流の強国との差を、出来るだけ早く縮める必要がある。中国がこのような固い信念を持たない限り、各都市がいくら警報を鳴らそうとも、それは見せかけだけの儀式に過ぎない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月19日