中日関係が季節と同じく次第に「厳冬」に入る中、1本の感動的な情報が日本から伝えられた。
日本の共同通信社の報道によると、沖縄県那覇市にある第11管区海上保安本部は21日、大型貨物船「MING YANG」号が沖縄本島の南東約150キロメートルの海域で炎上しているとの連絡を受け、直ちに巡視船艇などを救助に向かわせ、中国人乗組員64人全員を救出した。うち、3人が軽傷を負ったという。
日本の今回の救助は中国のネット上で称賛されているが、中日両国がいつ厳しい対立状況を脱するかについて、両国の世論はそれほど楽観視していない。
報道によると、20日夜、第11管区海上保安本部(那覇市)に台湾側から、外国籍の貨物船が火災を起こしたという通報があった。海上保安本部は直ちに飛行機や巡視船艇などを救助に向かわせた。貨物船は沖縄本島の南東約150キロの海域で炎上。21日2時半ごろ、巡視船が救命ボートに乗った21人の中国人乗組員を救出し、近くにあるパナマ籍の船に一時退避させた。3時45分ごろ、船首の甲板に避難していたほかの43人も救助された。3時間後、中国人乗組員64人全員が日本側の巡視船艇に避難した。
情報によると、炎上した貨物船はセントビンセント・グレナディーン籍の中国のある会社が保有する船舶で、南米から中国に貨物を輸送しているところだった。21日夜、船舶は乗組員を迎えに行くために日本に向かった。
中国人乗組員が日本の海域で救助された情報が伝えられると、ネット上では称賛の声が上がった。多くのネットユーザーは「生命の意義は国を越える」「日本が中国人乗組員を救助したことに感謝する」などと書き込んだ。一方、日本のネット上では、称賛と批判の両方の意見が見られた。日本の「朝日新聞」は21日の報道で、日本の海保が中国人乗組員を救助した日、4隻の中国海洋監視船が釣魚島周辺海域を航行していたと伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年10月22日