中国人留学生が日本で感じた細かな「恐ろしい」こと

中国人留学生が日本で感じた細かな「恐ろしい」こと。

タグ: 日本人の日常生活,節約

発信時間: 2012-12-27 10:03:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本のバスはボタンを押して降りる

日本といえば、みんなが思い描くのは大阪の賑やかさ、奈良の歴史あるたたずまい、京都の文化や静かな落ち着き、街一面の桜や山間部に点在する温泉だろうが……留学生の孫婧さんが一番印象深く感じたのは、日本人の日常生活における細かさの「恐ろしい」ほどの凄さだった。ニュースサイトRecordjapanが瀋陽晚報を引用して報道した。

中国国内で、日本大学から送られてきた入学許可書を受け取った時、孫さんは宅配便を受け取り封を空けて、しばらくびっくりして言葉が出てこなかった。こんな重い宅配便に、たった1枚の紙しか入っていないなんて。この許可書が破れないように、日本側は二枚の厚紙で薄い紙1枚を保護して送ってきたのだ。日本人は本当にバカじゃないかと思う人もいるかもしれない。こんな価値のないダンボール紙を追加することで高額な宅配料金を払うなんて、しかも包装するのも面倒だろうに。だが、日本人はこんなふうにまじめで、すべてのことに対してきちんとしているのだ。

孫さんがいうには、大学内に「無料コピー」というサービスがあり、ここでは日本人の節約精神がわかるという。いわゆる「無料コピー」というのは、学生が資料をコピーするのに料金を払わなくていいというのではなく、その特別なところはコピーする用紙にある。これらの用紙は裏面に公告が書いてある紙だ。公告の内容は講座、食品、アパレル、バイトなどさまざまな方面に渉る。大学生たちは自由にこの特殊な用紙を使って資料をコポーすることができる。もちろん通常の白紙を使うこともできるが、その場合は通常の料金を払わなければならない。

日本の電車、地下鉄はかなり発達しているが、バスの設計が最も人に優しい。「電車や地下鉄は主な交通手段で、速度も速いが、乗車するために階段を登るのが大変な高齢者は、バスで出かけることが多い。バスは乗り降りの時、人がしっかり座っていないと動き出さない。バスが停車場に止まるまで、人は立ってはならない。降りる時はボタンを押す。もし、ボタンを押した人がいなくて、停車場で待っている人もいなければ、バスはそのまま停まらずに走るのでとても便利だ。」と孫さんは紹介する。バスに乗るには、後ろのドアから整理券を取り、前のドアから降りる時に整理券とともに自動支払機で運賃を払う。「運賃はだいたい200円。ある友達が1万円しか持たずに乗ったとき、支払機の操作に手間取った。でも、運転手も乗客もとても我慢強く、怒る人もおらず、文句を言う声も聞こえなかった。」

ある日、孫さんは寝室の蛍光灯が1本壊れているのに気づいた。修理をお願いすると、学校の用務員さんがすぐにやってきてくれた。彼は寝室の他の蛍光灯を見ると、新しいものと取り換えましょう、彼が持ってきた蛍光灯の色と部屋の蛍光灯の明るさが違うと孫さんにいったという。孫さんはまじまじとみて、初めて白い色の明るさにほんの少しの違いがあるだけだとわかったが、この用務員さんは何度も行ったりきたりして、壊れた蛍光灯を取り替えただけでなく、他の蛍光灯も色の同じものに交換して、満足して帰っていった。この仕事熱心な用務員さんに会って、孫さんは改めて「世の中に真剣の二文字ほど恐ろしいものはない」と悟ったそうだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月27日

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