1990~2006年の統計データによると、在日米軍兵士による犯罪事件は計1,700件以上起こっている。うち、凶悪犯罪事件の数は116件におよんでいる。1952~2007年の統計データによると、在日米軍兵士による交通事故が計2万件以上起こっており、死亡した日本人の数は1,027名におよぶ。米軍兵士のこうした悪行・犯罪に日本人は常に泣き寝入りを強いられてきた。その苦しみは日本人でなければ分からないものだ。
ステルス戦闘機F35の高騰
米国は「中国脅威論」を振りかざし、日本に対中懸念を植え付け、史上最高価格とされる戦闘機F35の市場開拓に成功した。この新鋭ステルス戦闘機F35の導入を巡って、米国が提示するその価格は高騰を続けたため、日本政府は当該戦闘機の導入を断念するかもしれないとまで表明したほどだ。
最も重要なことは、日本が戦闘機F35を航空自衛隊の次期主力戦闘機と見なしている事だ。これは日本の安全を守るため、というよりも、中国やロシアの軍事力に対抗するためのもの、と解釈したほうがいい。先だって、中国が開発した2機目のステルス戦闘機「殲-31」の初テスト飛行成功のニュースに、日本が焦る姿は火を見るより明らかだ。米国の戦闘機F35交渉価格つり上げに、不本意とはいえ、どうやらその条件を吞むしかなさそうである。(文=王璟)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月30日