朱教授はさらに、「日本は周辺国との関係に摩擦が生じると、自らの歴史認識や現実問題の処置に原因を探すのではなく、日米関係に隙間ができたため、周辺国が日本に圧力をかけ始めたと判断する。日本のこうした考えは根本的に本末を転倒している。「周辺国との関係を認識するには、過去と現実の問題のうまく処理すると同時に、未来に向かって進むことが最も重要だ。日米関係がうまくいけば、周辺国にうまく対処できる」という考え方だけでは、日本は今後も過ちを犯すだろう。対米関係を重視するとともに、この100年以上にわたって周辺国にもたらした様々な問題を解決する必要があること、アジア情勢も変化していることを安倍内閣には認識してもらいたい。アジア重視と日米関係重視を平行に進めることが、日本外交が困難から抜け出す唯一の道だ」との見方を示す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月31日