資料写真:日本のF-15戦闘機
日本政府の関係者によると、防衛省はF-15戦闘機を沖縄県宮古島市の下地島空港に常駐させることを検討中だ。
軍事評論家、海軍情報化専門家委員会主任の尹卓氏は、次のように分析した。
日本によるF-15の南西への移転は、機動防御能力の強化、南西諸島の防御能力の強化に向けた措置だ。このほど日本機が中国の公務用航空機を妨害しているが、そのほとんどが沖縄方面から離陸している。これは沖縄の重要な軍事戦略基地としての働きを突出させた。
沖縄からF-15を離陸させれば、釣魚島(日本名:尖閣諸島)に最も近く、中国の浙江省・江蘇省沿海部に最も近い。F-15の作戦半径は約1000キロに達するため、中国の内陸部をカバーすることが可能だ。ここならば、釣魚島に対する急速な抑制、真の意味での作戦妨害が可能だ。例えば上陸作戦において、F-15は中国の上陸を阻むことが可能だ。またF-15はここを足がかりとし、釣魚島の封鎖・上陸を試みる水面の艦艇を護衛することができる。またF-15は近距離の直接援護ができ、滞空時間を長くできる。
下地島空港は、航空自衛隊が現在使用している那覇基地よりも釣魚島に近い。同空港へのF-15の配備は、日本の南西諸島の防御強化に向けた措置の一つであり、米国から干渉されなければいつでも自主的に戦闘機を離陸させることが可能になる。日本は中国領・釣魚島への干渉がしやすくなるだろう。
尹卓氏はまた、F-15の配備は資金不足による深刻な圧力に直面すると強調した(搭乗員の宿泊施設、専用設備の配置、戦闘機の検査・修理、戦場設備の建設など一連の経費を含む)。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月17日