日本は1月11日に再度戦闘機を出動させ、中国海監のプロペラ機に対応した。中国国防部は同日、中国の2機のJ-10戦闘機が10日に釣魚島(日本名:尖閣諸島)付近に向かったとした。その理由は、正常巡回中の中国機が日本側から近距離追跡されたためだ。釣魚島上空は、ピリピリしたムードに包まれている。ロシアメディアは、アジアは平和を望んでいるが、戦争に向け準備していると伝えた。安倍晋三首相の11日の強硬な態度表明は、この予想を裏付ける形となった。安倍首相は釣魚島問題について、「交渉の余地は全くない」と語った。交渉の余地すらないという安倍首相の発言は、戦争を意味しているのではないだろうか。解放日報が伝えた。
安倍首相の戦争を顧みない強硬な態度は、時代の流れに逆らうものだ。福島原発事故により周辺海域および太平洋の海洋環境を著しく汚染した日本は、さらに砲火と硝煙により海洋を再び汚染し、地球環境全体に「工業化排出」をはるかに上回る「戦争の排出」を加えるつもりなのだろうか。安倍首相は「国益の保護」で民心を惑わしているが、実際には個人の右翼的な政治理念と政治的私利という「実益」を求めており、これを日本の国益の上に置いている。安倍首相はさらに、いわゆる日本の国益を、全人類の利益の上に置いている。安倍首相が本当に理性を失い、戦前の日本が歩んだ戦争の道に戻るならば、全人類から軽蔑され、歴史の罪人となるだろう。