中国の歴代王朝の文物を紹介する特別展「中国王朝の至宝」が2日に神戸市立博物館で開幕し、訪れた多くの人々を魅了した。「新華網」が伝えた。
神戸市立博物館、中国文物交流中心、NHK神戸広報局などの共同主催による「中国王朝の至宝」展は2日から4月7日まで展示される。今回の展示は、中国11省・30市の文物関連機関から持ち寄られた青銅器や陶器など170点で、時代的には「夏」から「北宋」までで、内容的には中原文明、巴蜀文明、斉魯文明、荊楚文明、呉越文明、遼河文明が含まれる。うち、6割が国宝級の「一級文物」。
展示の中で最も注目されるのは2008年に北宋時代に建てられた長干寺(ちょうかんじ)の地下宮殿で出土された「阿育王塔(あいくおうとう)」。金メッキが施され、宝石が象嵌された仏塔で、高さは1メートルあまり。
開幕当日、神戸市立博物館に来場する見学者は跡を絶たず、特に「阿育王塔」の展示ブースは大勢の人で込み合い、日本人の古代中国文明に対する深い関心が見て取れた。
「人民網日本語版」2013年2月4日