「こんなにきれいな新校舎で学ぶことができ、私たちはとても幸せです」。先月26日に行われた蘇州日本人学校新校舎落成式で、日本人生徒代表が壇上で述べた。所在地である蘇州高新区がある市内虎丘区の徐萍・副区長が式典に出席した。新華網が伝えた。
2005年4月、華東地区で最大規模であり、蘇州地区で唯一の日本人子女のための教育機関、蘇州日本人学校が市内高新区に開校した。同区と周辺区域に駐在・居住する日本人子女の就学問題が解決され、また付近の投資環境改善も促された。
蘇州では日系企業がますます増加しており、蘇州日本人学校の生徒数は当初の数十人から、現在では400人にまで増えた。従来の校舎など学習環境がすでに将来的な拡大需要を満たせなくなったことから、高新区管理委員会は区域経済発展総体計画に基づき、日本人街がつづく淮海路商業街の南端、玉山路付近に総額6千万元以上を投資、新たに日本人学校を建設した。
敷地面積約2.8ヘクタール、延べ床面積1万2千平方メートル、日本企業が設計し、建築基準・設備整備もすべて日本側の希望に従った。一般教室24室のほか、専門教室・美術室・体育館など16施設が設けられ、実際の入学者数の約2倍に当たる720人が収容可能。
蘇州市高新区は一貫して、教育国際化を教育の現代化、教育に強い区の建設における重要な推進モデルのひとつとしている。区内には蘇州依頓国際学校、蘇州日本人学校の2校のインターナショナルスクールが相次いで開校、全区教育国際化水準の向上に重要な意味を持つ。
「人民網日本語版」2013年3月4日