中国の児童劇団「丑小鴨◆通芸術団」が初の国際合作舞台として導入した児童劇「身体・変変変」が13日、北京で初公演を迎えた。同劇は日本「劇団道化」の人気舞台劇「なにができるかな」の中国版。「中新網」が報じた。
「なにができるかな」は日本の「劇団道化」の看板作品で、世界でも一定の知名度と影響力を誇っている。「劇団道化」は昨年、北京で行われた「第2回中国児童演劇祭」で同劇を披露。セリフが少なく、ジェスチャーや表情が中心であるため、子どもたちにも分かりやすく、好評を博した。中国で有名な民間児童劇団「丑小鴨◆通芸術団」は「なにができるかな」の中国大陸部の版権を買い取り、日本側の篠崎省吾監督を招聘して演出を依頼した。
「身体・変変変」は単なるコピーではなく、中国の子どもたちの舞台観劇の習慣に合わせ、劇の一部は中国的な表現方法に変更されている。篠崎省吾監督によると、「『なにができるかな』の本当の意義は、単純な変化ではなく、物体の変化を通して、子どもたちに物体の表象的な一面から別の変化を掘り起こすようにしむけることにある。つまり、子どもの豊かな想像力を引き出すと同時に、情理にかなった変化を体験させて、子どもの心を育むことだ」と語った。
「身体・変変変」は来月5日に北京公演を終えた後、その後深セン、厦門(アモイ)、南京、合肥などの都市でも上演される。
◆「上」と「下」が上下に組み合わさった字
「人民網日本語版」2013年4月15日