同時に、中国は日本ほど仕事ぶりが真面目でないことを認めなければならない。日本の震災・津波の発生後、政府は復興再建の完成に向け10年の目標を打ち出し、現在も復興再建が続けられている。一般的な8−9階建てのマンションは、その耐震性に関する報告書だけでも200−300ページに達することがあるが、中国の高層建築物に関するすべての文書を合わせても200−300ページに達することはないだろう。日本は建設と管理を同時に行なっており、途中で建設を停止することもよくあるが、中国の管理体制は形骸化している。日本の建築物は竣工後、少なくとも2−3ヶ月の検査が必要だが、中国の場合は数日間で完了してしまう。
中国は災害にあうたびに反省し、災害を比較することで、教訓と啓発を受けるべきだ。「マグニチュード8の地震に耐え、マグニチュード9の地震を防げる」はずなのに、なぜマグニチュード7の地震に耐えられなかったのか。このような深刻な疑問は繰り返すべきではない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月24日