翌年の2011年3月には日本の東北地方でマグニチュード9.0の地震が発生し、それに伴う津波で死者・行方不明者19,000人の命が失われた。全半壊家屋40万戸、一部損壊を含めると100万個以上の家屋が被害を受け、そのうえ、福島第一原子力発電所が大津波や大震動に襲われ破壊し、放射能汚染が発生したため避難する者31万人という大事故となった。
中国政府は何処よりも早く救援隊を派遣し犠牲者の救助にむかうとともに、大量の救援物資、義捐金を送ってくれた。時には喧嘩もするが離れることのできない隣人同士、お互いが困っている時には直ちに駆けつけ助け合う間柄の日中両国であった。しかし、昨年の9月以来両国政府間は冷えきった関係となっているが、我々民間同士お互い痛みを分かち合う間柄を崩すことなく交流を続ける。この度の蘆山地震も被災状況が明らかになるに従い死者・行方不明200人超と増えている。東京漢語角に集まった仲間たちは亡くなられた方たちの冥福を祈るとともに被災した同朋にガンバレの言葉を送る。加油蘆山!加油四川!加油中国!(文・写真 岩楯嘉之・NPO日中交流支援機構事務局長)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月24日