安倍晋三首相は就任後、右翼的な発言と措置を繰り返している。自民党が主導する日本の政治は右傾化の道を歩み続けており、国際世論の注目を集め、深刻な懸念を引き起こしている。この環境下、日本と隣国の関係は冷え込みを続け、日本の右翼の活動によって傷つけられている。
最も注意すべきは、安倍首相が5月15日の参議院予算委員会で日本の侵略問題について触れた際に、「日本が侵略をしなかったとは一度も言っていない」と発言したことだ。一部メディアは安倍首相の最新の発言について、これまでの歴史問題に関する立場の修正を試みていると伝えた。アナリストは、安倍首相の立場の緩和は歓迎すべきだとした。安倍首相は本当に反省したのだろうか、本当に態度を軟化させたのだろうか。
問題はそれほど単純なものではない。まずは安倍首相の15日の参議院での発言だが、これは議員の質問を受けてから、受け身になり口にしたものだ。日本の政界に詳しい関係者は筆者に対して、「安倍首相は政治的な頭脳を持ち、その場や相手に応じて違った発言をする。心にもないことを言ったり、言行が一致しないことはよくある」と語った。
また安倍首相は80%の高い支持率を獲得しており、就任当初よりも強いバックを持っている。安倍首相は一連の右翼的な発言後、国内外の世論、さらには同盟関係にある米国や韓国からの不安と反発を招き、発言を調整した。これは政治的なテクニックに過ぎず、立場の修正などではない。