日本の政治に甘い期待を抱くべきではない

日本の政治に甘い期待を抱くべきではない。 安倍首相が15日の参議院予算委員会で日本の侵略問題について、「日本が侵略をしなかったとは一度も言っていない」と発言した。一部のアナリストは、安倍首相の立場の緩和は歓迎すべきだとした。しかし、安倍首相は本当に反省したのだろうか、本当に態度を軟化させたのだろうか…

タグ: 安倍 歴史観 侵略 慰安婦 右翼 ナショナリズム

発信時間: 2013-05-18 10:08:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今回の発言からも、安倍首相の政治的意志における、ナショナリズム・保守主義の強い傾向を見て取れる。安倍首相は、「日本が侵略をしなかったとは一度も言っていない」と述べたが、逆に言えば明確に侵略を認めたことは一度もない。安倍首相は、「安倍内閣は全面的に村山談話を引き継ぐ」と表明したが、適切な時期に安倍談話を発表する必要性を強調した。日本語が出来る人ならば、その言葉はあいまいなものであり、安倍首相が似て非なるさまざまな政治操作を行えることが分かる。

「言葉を聞き、行いを見る」ということわざがある。60代を迎えようとしている安倍首相の政治理念はすでに固定化されており、第二次安倍内閣で敗戦後に残された政治的枠組みを撤廃し、日本の「軍事正常化」、「国家正常化」を推進しようとしている。この目的に達するため、歴史を否定し国際関係を損ねる際に安倍首相が考えるのは、道義や責任ではなく一つの操作である。

そのため日本の現在の政治・外交に期待し、夢を抱く必要はない。むしろ歴史・現実・未来を結びつけ、戦略的な角度から対日政策の立場を描き出し、利益を求める積極的かつ実務的な行動により、対日外交を正常な軌道に戻すべきだ。これと同時に未然の事態に備え、予想される問題について周到に手配する必要がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月18日

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