■右翼の発言を批判:「極端な発言は他国に受け入れられない」
河野氏は日本政界の一部の右翼による極端な発言、特に日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の発言も糾弾した。橋下氏は第2次大戦中の日本軍による「慰安婦」強制連行は軍紀を維持するために必要だった、日本の政府または軍が直接拉致、脅迫を行なったことを示す証拠はないと述べた。「こうした極端な発言が……他国に受け入れられることはあり得ない、絶対に不可能だ」。河野氏は「こうした行為は日本の国益を著しく損なった。こうした発言を国際社会に向かってできるのかどうか、自問しなければならない」と述べた。
日本軍が第2次大戦中にアジア隣国の女性2000人以上を強制的に「慰安婦」にしたことは、複数の歴史学者が認定している。
国連拷問禁止委員会は、戦争中に「慰安婦」になることを余儀なくされた被害者を「再び傷つける」ことのないよう、侵略の罪を「そそぐ」橋下氏のような発言を根絶するよう日本政府に文書で促した。だが安倍政権はこれに対応を示していない。
「人民網日本語版」2013年7月2日