半年経過 安倍氏の「ダイアモンド」構想の進捗状況

半年経過 安倍氏の「ダイアモンド」構想の進捗状況。 半年が過ぎたが、安倍首相の「セキュリティ・ダイアモンド」の枠組み構築の進捗はどうなっているだろうか。まずは各国の状況を見ていこう…

タグ: 外交 ダイヤモンド 安倍 包囲

発信時間: 2013-07-04 10:05:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍晋三首相は昨年末に再任を果たすと、プラハに本拠を置く国際NPO団体「プロジェクトシンジケート」のウェブサイトに論文を発表し、オーストラリア・インド・日本・ハワイが「セキュリティ・ダイアモンド構想」を共同構築し中国に対抗することを呼びかけ、「私はこのセキュリティ・ダイアモンドに、日本の力を最大限に貢献させる準備ができている」と称した。同論文は強硬な言葉遣いで、その矛先は中国に直接向けられていた。新たに就任した政府首脳にとって、これは極めて稀なことだ。

半年が過ぎたが、安倍首相の「セキュリティ・ダイアモンド」の枠組み構築の進捗はどうなっているだろうか。まずは各国の状況を見ていこう。

オーストラリア政府は5月上旬に発表した新「国防白書」の中で、「中国の国防力の強化および軍事力の現代化は、経済成長の必然的かつ合理的な結果だ」、「オーストラリアは中国を敵視しない」とまとめた。オーストラリアのギラード首相(当時)が4月に訪中した際、両国は通貨の直接両替に関する合意書に署名し、戦略的パートナーシップを形成した。

李克強総理は5月にインドを訪問し、両国の「平和・繁栄を見据えた戦略的パートナーシップ」の掘り下げを促し、中印関係が全面的な発展の新段階に突入した。日本が中印の国境問題を利用し、インドを抱き込み中国をけん制しようとしていることは間違いない。しかしながらインドは独立以来、大国間を渡り歩くバランス外交政策を展開しており、日本との関係発展のために対中関係を犠牲にすることはない。

習近平国家主席は6月、米オバマ大統領と避暑地で首脳会談を開いた。双方は、中米両国が過去の大国の対抗とは異なる新たな道を切り開き、新型大国関係を共同構築することで一致した。

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