日本は中日間の新たな「導火線」に火をつけようとしている。菅義偉官房長官は3日午前、中国が東中国海の「日中中間線」付近の中国側の海域で、新たなガス田開発用と思しき設備を建設中だとし、「外務省は程永華・中国駐日大使に抗議した」と述べた。中国外交部の華春瑩報道官は3日、「中国は本国の管轄海域内で開発活動を行なっており、日本側の抗議を受け入れることはできない」と表明した。「環球ネット」が伝えた。
中国法律専門家の邢広梅氏は、「中国は日本側のいわゆる中間線を認めておらず、日本側の発言は概念を混淆している。中日は海上の法的な境界線を設定しておらず、中国は日本が一方的に主張する中間線を認めない。東中国海の境界線の問題について、中国政府はこれまで、中日の東中国海大陸棚・排他的経済水域における境界線は、中国大陸の自然な延長という地理的特徴などの要素を考慮し、沖縄トラフの中心線によって両国の大陸棚を分けることを主張してきた。日本は、中国が本国の管轄海域内で進める建設行為に口出しする権利がなく、日本側のいわゆる中間線の喧伝は悪意ある行為であり、中日の境界線確定をめぐる交渉の基礎の破壊を目的としており、協議により問題を解決しようとする希望と誠意など微塵もない」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月4日