記者:中国の男子サッカーは6月15日に惨敗し、最悪の状態に陥りました。スペインの名将アントニオ・カマチョ監督も解任されました。外国人の先生に何度も教えを受けたのにも関わらず、成績はパッとしません。問題はどこにあると思いますか?
大仁氏:中国チームの実力は、決してタイチームに打ち負かされるものではありません。もっと細かく原因を調べる必要があります。日本のJリーグがまだ発展途上の時、外国人のコーチや選手を熱心に招聘しました。これは日本のサッカーレベルを向上させるのに大きく役立ちました。高レベルのサッカー選手と一緒に試合をすることが全体のレベルを上げる秘訣です。外部からの受け入れ戦略は、今後も続けるべきだと思います。
コーチ育成制度も、日本サッカーが強くなった大きな要因です。日本では1970年から「コーチ育成制度」をスタートさせました。コーチのライセンスを作ったのですね。このライセンスにはD級、C級、B級、A級、S級があります。最低のD級からS級に昇格するまで、少なくとも5年はかかります。S級ライセンスがなければ、Jリーグやナショナルチームのコーチになることはできません。現在、ライセンスを持つ日本人は6万9000人。うち女性は2000人です。D級ライセンスのコーチが最も多く3万7000人。S級は366人でそのうち女性は3人です。基礎を広く堅固にしてこそ、高い建物を建てることができるというわけです。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月28日