日中翻訳学院講演会の様子。段躍中撮影
8月19日、日本僑報社主催の日中翻訳学院は、新たな通信講座の募集案内を発表した。募集案内には今回当学院が和文漢訳の人材育成において、新たな一歩を踏み出す決意が示されている。
今回の通信講座の講師を担当するのは、現在中国西北大学の準教授である薛紅玲先生である。薛先生は、かつて日本で11年間、留学・仕事をした経験がある上に、現在は西北大学の教師として長年「翻訳理論とその実践」という授業を担当しているベテランの先生で、特に和文漢訳およびその指導において、豊富な経験を持っている。当学院は、プロの翻訳者を目指す沢山の受講生の応募を待っているとの事。
この通信講座は、課題文を選択する時点から、難易度、翻訳のテクニックのカバー状況、および内容の豊富性を重視している。又、指導の面においては今までの当学院の手法を継続するだけでなく、週に1回ネットによるリアルタイムの質問応答の実施をする方法も導入する。
講義においては、受講者の訳文の添削だけではなく、翻訳理論の視点から、翻訳のテクニックも指導し、受講者が翻訳理論に基づく翻訳実践を通して、実力が自然にアップすることを目指す。
薛紅玲先生は、1982年に西安外国語大学日本科を卒業し、1985年に西北大学に転勤。その後2回日本に留学して修士号を取得し、博士後期課程も修了。現在は西北大学の準教授として同大学で「翻訳理論とその実践」、「日本の新聞を読む」などの講義を担当している。また、日本人留学生及び東京青山国際教育学院の学生に対する中国語指導の経験もある。