中国の学校スポーツ 日本に何を学ぶべきか

中国の学校スポーツ 日本に何を学ぶべきか。

タグ: 中日韓青少年スポーツ大会,体育の授業

発信時間: 2013-08-27 14:44:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本では、杉山美貴さんのようなスポーツに長けた学生は、ほとんどが学校のクラブ活動への参加がスポーツを始めるきっかけになっている。学校のクラブ活動はスポーツに興味をもつすべての学生に門戸を開いており、学生の能力云々や将来性があるかどうかといった選抜条件はない。そうでなければ、杉山美貴さんのように先天的な条件に欠ける学生が一歩一歩自分の夢に近づいて行くことはできない。

中学校の段階では、学校スポーツは普及を主な任務としているため、スポーツの成績で大きな目標を掲げる学生は、大学に進学してから専門のコーチや訓練設備といった環境を求めることになる。

不老団長によると、日本のハイレベルなスポーツ競技は主に二つの体系に分かれる。一つはプロ・スポーツ。しかし、これはサッカーや野球、バレーボールといった少数の専門要素の高い種目に限られる。もう一つはオリンピック体系で、主に大学と一部の企業が出資する社会スポーツクラブである。

オピンピックに出場することを夢見る学生にとって、夢を叶えることができるかどうかは、先天性や成績だけではなく、高校のときに自分の人生の方向性を決める必要がある。そして相応の訓練設備を提供してくれる大学を選び、優秀なスポーツの成績とそれなりの一般教科の成績を残さなければならない。もちろんオリンピックに出場できるようなアスリートは、オリンピック委員会や一部の企業からサポートを得ているが、そうしたサポートを得られる時点で、彼らはすでに競技人生で最も厳しい時期を乗り越えてきている。

アスリートたちがオリンピックの夢を諦めず、最終的に競技の舞台に立って最大限の能力を発揮できるのは、自分たちの種目に人一倍強い思い入れがあるからだ。これは日本が学校スポーツを発展させる上で掲げる「個人の意志の尊重」である。「私たちはその学生にどんなに有利な先天的条件があろうとも、運動能力がどんなに高くとも、学生自身の意に背いてまでスポーツ選手になることを強要したりすることは絶対にない」と不老団長は語る。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月27日

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