日本の海上保安庁によると、27日未明、東京・伊豆大島沖で貨物船「第18栄福丸」が外国籍の貨物船と衝突して転覆し、栄福丸の乗員5人が死亡し、1人が行方不明になる事故が発生した。
共同通信社が報道したところによると、27日午前1時半頃、愛媛県・名古屋市の海運会社が所有する貨物船「第18栄福丸」とシエラレオネ船籍の「嘉惠(JIA HU)号」が伊豆大島西方11キロの海域で衝突した。栄福丸は転覆し、海上保安庁の救難隊が心肺停止状態で見つかった乗員5人全員の死亡を確認したが、依然1人が行方不明だという。
海上保安庁は28日早朝、亡くなったのは、栄福丸の船長、機関長、次席船長、次席機関長、1等航海士の5人であることを発表した。
また、海上保安庁によると、「嘉惠号」の乗組員計13人(中国人12人、ミャンマー人1人)にけがはなく、事故当時は韓国・釜山港に向かう途中だったという。船舶事故調査官は「嘉惠号」の船首左右のへこみや左側アンカーの損傷などが、衝突によってできたものと確認し、「嘉惠号」の乗組員13人全員から事情を聴く予定である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月29日