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発信時間： 2013-10-24 16:20:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国内外の粉ミルク企業が巨大な中国市場に力を注ぐ中、中国進出から長年が経過する明治が、中国市場撤退の噂に巻き込まれている。明治中国法人は昨日の取材で即答を避けたが、昨日遅くになり複数の業界関係者が、本件が事実であることを確認したと伝えた。

数日前に乳業専門家は微信（WeChat、中国版LINE）で、「明治に大異変、今後の経過に注目」と伝えていた。権威ある専門家は一昨日夜、「明治は中国市場から撤退し、欧州市場に移ろうとしている」と語った。記者が昨日昼、明治乳業上海貿易有限公司の担当者の沈部長に電話取材したところ、そのような情報は伝えられていないと回答した。

しかし上述した専門家は昨日深夜、「社内関係者に明治が中国市場から撤退することを確認したが、その理由については不明だ」と明かした。中商流通生産力促進センターの乳製品アナリストの宋亮氏も、昨日夜に微博（ウェイボー、中国版ツイッター）を利用し、「明治が中国市場から全面撤退」と投稿した。

明治は2007年に正式に中国乳製品市場に進出した。明治の本社は2011年に、日本で生産された粉ミルク「ステップ」から微量のセシウムが検出されたと発表し、リコールを余儀なくされた。これは明治の中国における評判を損ねた。中国は今年、粉ミルク業界の独占禁止に関する調査を実施し、明治もその対象となったが、処罰を免れた。

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