安倍首相の動機はアジア地域の現実的な情勢に直接起因するものであるものの、日本政府の歴史修正主義から来る言論や、1937年の日中戦争などの歴史、日本の軍国主義による過ちなどを考えると、日本はアジア地域の国々の懸念要素となっている。反戦主義は日本社会に深く根付いているものの、一部の有識者は日本の地位がおろそかにされていると考えており、もっと尊重されるべきであると主張している。
日本の急速な変化について、アメリカが取れる行動は2パターンある。一つは譲歩。そうなれば、日本は自国の安全保障において特別な役割を果たしてきたアメリカの存在を無視し、外部の力に左右されずに変化を続ける。もう一つは、日本との関係をより緊密なものにすることだ。日本にアドバイスを与え、「正常な国家としての地位」を取り戻そうとしているなる日本を導くのである。
日本の一部の戦略家は、「正常な国家としての地位」を取り戻すことを以前から切望していた。この二つ目の行動にはリスクと不確定要素も存在する。しかし、アメリカがアジア地域における最も重要な両国関係の一つを維持するための重要な方法でもあり、同地域の飛躍的な経済成長は常にこのような両国関係が土台となっていた。
日本にとって言えば、アジア地域で孤軍奮闘するよりも、アメリカと協力して変革と発展を目指すことの方がメリットが大きい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月17日