◇結婚したがらない日本の男女
1980年代より、日本国内では結婚したがらない男女が出現した。結婚適齢期の男女が互いに文句を言い合い、互いに張り合う現象を、西側諸国の記者は「両性の戦い」と称した。
専門家によると、結婚と子育てを避ける最も重要な原因について、独身男性の40%は経済問題だと回答した。長年に渡る景気低迷により、若者の給与とボーナスは日々減少している。日本は生活費が高く、結婚も子育てにもお金がかかる。多くの人にとって、家庭を持ち、マイホームを購入することは、一つの夢となっている。目を閉じれば夢が見られるが、目を開けば家を買えないという過酷な現実がある。
居住条件の問題により、家がなければ家庭を築けない。そこで日本では、「親のすねかじり」が登場している。「不孝有三、無後為大」(孟子の言葉。三つの不孝な行為のうち、子孫を残さないことが最大の不孝という意味)などという観念は、日本の若者に見向きもされていない。
日本の若い女性はなぜ結婚したがらないのだろうか?日本の関連部門が女性を対象に実施した調査によると、女性の5分の3は日本人男性は頼りないと回答した。日本人男性は自己中心的で、乱暴でつまらなく無味乾燥で、お決まりの単調な生活を送っているというのだ。一方で日本人男性は、自分は非常に頼りになる存在で、毎日の通退勤時には満員電車に乗り、この国を超経済大国にしたと考えている。彼らが頼りにならないならば、お決まりの生活を送れるはずがないというのだ。ゆえに日本人男性は女性の非難に不服で、女性を理解できずにいる。
また日本の企業文化も、健全な家庭には向いていない。多くの人は退勤後、居酒屋かカラオケに入り浸り、十分楽しんでから帰宅する。妻は家で料理を作り、夫の帰りをバカのように待ちわびる。
戦後、高等教育を受ける日本人女性が増加し、就職の道を歩み、経済的に独立した。そこで彼女たちは伝統的な束縛からの解放を主張し、従順な主婦、夫につかえる下女の役割を演じなくなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月7日