安倍氏の「悪霊参拝」、日本を自滅の道に

安倍氏の「悪霊参拝」、日本を自滅の道に。 「強軍・軍拡」は日本、特に一般人に何の利益ももたらさず、むしろ他国との軍備競争に日本を引きずり込み、破滅させることになる…

タグ: 安倍 靖国参拝 

発信時間: 2013-12-27 14:55:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

厖中鵬

安倍首相は再任から満一年の時期に、多くの罪を犯した14人のA級戦犯が祀られている靖国神社を参拝した。これは当然ながら、日本の侵略・蹂躙により傷つけられた中韓などの国から強い批判を浴びた。安倍首相は、自らの「悪霊参拝」を通して次のことを狙っている。まず、戦没者を哀悼し、国内の民族的な団結心を強化することで、軍拡に向けた輿論のムードを形成する。また、右翼の保守勢力に約束した「任期内の靖国参拝」という公約を守り、これらの勢力から政治に対する支持を引き続き獲得し、政権の基盤を固める。さらに、今後の中日関係の交渉において、交渉のコマを増やす効果をもたらす。

しかし安倍首相のさまざまな計算は、どれも奏功することはない。安倍首相の「悪霊参拝」の悪行は、人類社会の正義・良知に対する公然たる挑戦である。現在の国際社会は、1930年代と同列視できない。安倍首相が歴史の流れに逆行しても、日本にいかなる利益ももたらさない。むしろ損失を被るのは日本自身であり、安倍首相の「悪霊参拝」が日本を自滅させることは必然的だ。

まず戦後の日本が急速に世界の経済大国になれたのは、米国の支援があったからだ。他にも重要なことは、日本が戦後の平和憲法の平和発展の枠組みに基づき、後顧の憂いなく平和発展の道を歩むことができたことだ。これにより日本は国際社会の信頼を獲得し、平和な国際環境の中で経済・貿易を順調に発展させ、1960年代末に一躍世界の経済大国に発展することができた。現在の安倍内閣は日本の成功がどこから得られたかをとっくに忘れている。しかも安倍首相は、日本が「戦後体制」から脱却し「正常な国」になれれば、より急速に発展し強い国になれると考えている。しかし安倍首相のこのような考えは、その「悪霊参拝」と同じく極めて危険である。

安倍首相が望むように、日本を戦後体制から脱却させたならば、得られるのは日本経済の発展や国力の強化ではない。むしろ日本に、危険で好戦的な「戦争衰退」の道を歩ませることだろう。いわゆる「悪霊参拝」、「戦後体制の脱却」の本質は同じだ。そのいずれも日本に過去の侵略戦争の歴史を、侵略戦争を仕掛け失敗した悲惨な結末を完全に忘れさせ、「強軍・軍拡」によって日本の「敗戦国」のレッテルを剥がすことを目的としている。しかし「強軍・軍拡」と「悪霊参拝」はいずれも、日本が戦後数十年に渡り蓄積した経済の成果を、軍備、他国のけん制、軍事強国への変化に用いさせようとする。「強軍・軍拡」は日本、特に一般人に何の利益ももたらさず、むしろ他国との軍備競争に日本を引きずり込み、破滅させることになる。

 

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