アベノミクス、日本経済を崩壊に導く可能性も

アベノミクス、日本経済を崩壊に導く可能性も。 2013年が終わろうとする中、安倍晋三首相が再任後に推進した一連の経済刺激策も満一年を迎えた。日本の最近の複雑な経済データをいかに判断しようとも、理性・常識・過去に戻れば、いわゆるアベノミクスの本質は急場しのぎの策に過ぎず、長期的に見ると「水面の月、鏡の花」であり、日本の長期的な経済の健全性にとって不利であることが分かる…

タグ: アベノミクス 日本経済 崩壊 

発信時間: 2013-12-28 09:22:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

理性に戻ると、安倍首相は浪人のように蛮勇をふるうのではなく、武士道精神により日本の経済・社会の深いレベルの問題を直視しなければならない。日本の問題とは何だろうか?まずは高齢化、次は極端に低い労働生産性(2012年は米国の71%のみ)で、それから効率なき政府投資と個人による過剰な貯蓄だ。アベノミクスの政府投資をひたすら拡大する手法は、一時的に体力を回復させるだろうが、深刻な副作用が生じる。これは分かりやすい理屈だ。

世界の大環境から見ると、米連邦準備制度理事会は12月18日、国債・不動産担保証券の購入額を月額850億ドルから750億ドルに縮小し、今後これを徐々にゼロに近づけていくと発表した。これは事実上、量的緩和策(QE3)が終了を開始したことを宣言したようなものだ。G20の、日本の流動性氾濫に対する方針も、これにて終了に向かうことになる。この国際情勢を背景とし、先天性も後天性もないアベノミクスは必然的に失敗に終わる。

国際社会にとってより警戒すべきことは、アベノミクスがもたらしうる危険な結果だ。靖国神社の参拝を終えたばかりの安倍首相は、政府投資拡大を名義にし、国防費の増加を続けている。カンフル剤を打てば日本経済の次の危機とデフレが生じ、日本が新たに軍国主義に向かう前触れとなるだろう。1931年頃に日本が不況・デフレに陥り、右翼が政権を握り侵略戦争を仕掛けたように。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月28日

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