キャロライン・ケネディ駐日米大使は12日、沖縄県糸満市の平和祈念公園を訪問した。キャロライン氏は18万人の戦没者の遺骨が埋葬されている墓地に献花し、仲井眞弘多知事と会談し、米軍基地の移設問題について議論した。しかし現地の怒れる市民はデモ行進を実施し、「キャロライン、出てけ」と叫んだ。
日米は米軍の普天間基地を閉鎖し、沖縄県北部の名護市付近に新たな基地を建設しようとしている。安倍晋三首相が沖縄県に対して、2021年まで毎年景気刺激策を提供すると公約すると、仲井知事は米軍基地の移設計画に同意した。
現地の住民は同計画に反対し、米軍基地の完全撤退を主張した。名護市市長も、新たな軍事基地の市内建設を絶対に阻止すると表明した。米日安全同盟の内容によると、米国は沖縄県に約2万6000人の兵士を駐屯させている。しかし米軍の沖縄基地では問題が続発しており、現地住民の反対にあっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月13日