まさに「神風特攻隊」のように理屈では納得できないことが、米国が日本に対して原子爆弾を使用した理由の一つであったことは第二次世界大戦史に詳しい人なら誰でも知っている。核兵器という「不条理」が日本をファシズムの熱狂から瞬時に醒まし、理性を回復させた。これは非常手段が菩薩の心となることを示唆している。
第二次世界大戦史を振り返る場合に原因と結果を結びつけるように、安倍首相率いる日本が東アジア乃至より大規模な戦争を引き起こす道をどれくらい進むか、どこまで進んだか、我々もはっきり認識する必要がある。即ち、安倍首相の挑発に対して、「外交で解決する軌道に戻るよう」説得するやり方では効果がないということだ。安倍首相は「強い日本を取り戻す戦い」を始める決意をした。「神風特攻隊」の世界記憶遺産申請は新たな突撃の合図に過ぎない。
中国及び世界の平和を愛する人々は、安倍首相の軍国主義の危険な行動、いつまでもつきまとう日本のファシズムの亡霊に対してあらゆる必要な対策を準備しなければ、今日の寛大さが明日の災難になる恐れがある。(国防大学教授 戴旭)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年2月16日