文藝春秋は2週間も経たないうちに謝罪を表明し、『マルコポーロ』の廃刊を発表し、編集長および西岡の記事掲載に関わった編集員の解任を決定した。文藝春秋の当時の社長は引責辞任した。この騒動は同センターの全面的な勝利によって幕を閉じた。
しかし日本の一部の勢力による、ナチスを崇拝し歴史を否定する言行はこれで完全に終わったわけではなく、さまざまに形を変えて表面化している。麻生太郎副総理は昨年、ナチスの手口にならい改憲を進めるよう提案し、同センターの抗議と不満を招いた。アンネの日記が破られた今回の事件は、一連の反ユダヤ主義の余波と見ることができそうだ。
ホロコーストの否定は、日本の歴史修正主義者の一角であるが、ユダヤ系人権団体の西側世界での発言権と影響力を恐れ、軽々しく火遊びをしようとはしない。それよりも南京大虐殺、慰安婦、極東国際軍事裁判など身辺の歴史否定に力を入れている。
安倍政権の発足に伴い、日本の歴史修正主義者は後ろ盾を得たと思い、歴史修正の風を吹き荒れさせている。しかし同センターを始めとする正義の力は、粘り強く追及と反撃を続ければ、正義は遅刻はしても欠席はしないことを教えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年2月27日