BBC:中日衝突の根源は異なる歴史教育にある

BBC:中日衝突の根源は異なる歴史教育にある。 調査が中心となる報道番組の中で、日本人の大井真理子記者は中国人の劉海寧記者と、両国の学校を取材し、両国の歴史教育の方法を観察した。その重点となったのは戦時中(1931−1945年、日本の中国侵略から第二次世界大戦の終了まで)に関する態度だ…

タグ: BBC 中日衝突 歴史 教育

発信時間: 2014-03-14 14:35:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

BBCがこのほど放送したテレビ番組「失われた歴史、中国と日本」はレベルの高い報道番組で、両国間の衝突の根源を探ることを目的とした。日本の英字誌『ザ・ディプロマット』が伝えた。

調査が中心となる報道番組の中で、日本人の大井真理子記者は中国人の劉海寧記者と、両国の学校を取材し、両国の歴史教育の方法を観察した。その重点となったのは戦時中(1931−1945年、日本の中国侵略から第二次世界大戦の終了まで)に関する態度だ。

両記者は取材を通じ、両国の戦時中の歴史に対する注目点と詳細な記述に、大きな差があることを知った。例えば日本の教科書の中で、戦争や戦争の暴行に関する内容を当たり障りのないように記述しているのは、たった数ページだけだった。両記者の取材を受けた日本の関係者と教科書の編集者は、日本の中韓に対する軍事行動が「侵略」と呼べるのか、南京「大虐殺」が存在したのかを疑問視したほどだ。

オックスフォード大学で学んだ劉記者は、日本の歴史教育の現状に驚かされ、ある日の取材では体を震わせ涙が止まらなくなったほどだ。しかし中国の場合は、アヘン戦争から1945年の中日戦争の終了までの、国家の苦しい経歴に大量のページ数が割かれており、幼稚園から大学まで国家主導の愛国主義教育が貫かれている。中国と日本の若い世代は、この歴史に対してまったく異なる理解をしている。

両国の衝突の中で、国民は指導者が十分な措置を講じ、現在の緊張関係を回避しなかったと批判しがちだ。しかし衝突が反映するのは通常、社会の言語の連続性だ。暴力的な衝突現象を理解するためには、指導者ばかりを分析するのでは不十分で、衝突を生じさせそれを合理的としている社会の言語の連続性を掘り下げて分析する必要がある。

1   2    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。