日本のパフォーマンス
米外交専門誌フォーリン・ポリシー(電子版)は、今回のサミットで日本は330キロの高純度プルトニウムを米国と英国に返還すると発表する明かした。こうした材料は核兵器設計者が最も好み、現在は日本の太平洋沿岸にある原子炉内に保管されているという。「330キロという概念はこのように理解できる。一粒の葡萄の大きさのプルトニウムで、核弾頭を一発つくることができる」と指摘した。
しかし日本の「誠意」を誤解してはいけない。同誌によると、「330キロ」は日本のプルトニウム保有総量の3.5%に過ぎない。しかも今年10月、日本に新しい核分裂性物質処理施設が完成した。「330キロ」は同工場のプルトニウム年間生産量の4%に過ぎない。日本は44トンのプルトニウムを保有し、その保有量は世界5位だ。このほかに日本には数多くの民間の原子力発電所がある。
日本が大量の兵器級プルトニウムを保有していることについて中国外交部の華春瑩報道官は、「日本政府は、一体どれだけの兵器級プルトニウムを持っているのか?一体どれだけの分離プルトニウムを持っているのか?まずはっきりと説明する必要がある。日本がなぜ大量の兵器級プルトニウムを持っているのか?なぜそれほど多くの分離プルトニウムを買いだめしているのか?ほかに敏感な核材料、特に兵器級核材料を持っていないか?についてもはっきり説明すべきだ。中国は、日本が国際社会の関心と懸念を正視し、責任ある態度で早急に国際社会に明確な回答をするよう求める」と述べた。
マサチューセッツ工科大学日本問題専門家のリチャード・サミュエルソン氏は「日本政府は日本が核兵器を持つべきかを再び検討する可能性がある」とし、「日本は核兵器を開発する可能性が確かにある」と人々が望まない答えの可能性を示唆した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月25日