米国のハフィントン・ポストは、「日本の捕鯨はイスラム教に肉を提供する合法的なもの」という言い分が国際社会で注目されていると伝えた。この非難されてきた捕鯨行為が合法的な行為になったことに、多くの人は困惑と懸念を示している。
日本の捕鯨母船「日新丸」が2013年11月24日、イスラム教の許可を得たことが確認された。つまり、彼らが南極の海域から運んできた大量の鯨肉はムスリムの法律に合ったものだという。日新丸の広報担当者は、鯨肉は捕鯨研究の副産物であり、たんぱく質の含有量が高く日本のムスリムに売れるとすれば、非常に良いことだと話した。
日本政府は本国のムスリムに関する公式データを公表していないが、日本ムスリム協会は以前AFP通信に対し、国内に約10万人のムスリムがおり、全人口のわずか0.08%足らずだと明かしている。信仰の関係から彼らは豚肉を食べてはいけないため、捕鯨会社は、鯨肉はムスリムが食べる肉製品の選択を増やすと考えている。
1994年、国際捕鯨委員会は捕鯨行為を禁止したが、日本は「科学研究」を理由に捕鯨を続けている。捕鯨行為を阻止するため、環境保護団体のシーシェパードは日本の捕鯨艦を毎年購入したが、根本的な問題解決には至っていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月28日