中国が日本を青島国際観艦式に招かない理由

中国が日本を青島国際観艦式に招かない理由。 西太平洋海軍シンポジウムの開催時期と中国海軍の成立記念日はちょうど同じ時期であり、観艦式とシンポジウムは偶然同じ場所で行われ、全く別のものである。海上閲兵式は中国海軍成立記念の重要な活動の1つであり、誰を招待するかは主催側が決めること…

タグ: 青島 国際観艦式 太平洋 シンポジウム

発信時間: 2014-04-01 16:07:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の時事通信社は3月31日、「中国、観艦式に海自招かず」という見出しで、中国海軍成立65周年を祝うために中国は4月下旬に青島市で国際観艦式を行い、アジア・太平洋地域の20カ国以上の艦船を招待したが、日本だけ外されたと伝えた。

日本をさらに不満にさせたのは、同時期に青島市で開かれる「西太平洋海軍シンポジウム」に20カ国以上の海軍トップが出席し、日本の海上自衛隊の河野克俊海上幕僚長が出席する予定だが、参加国のうち日本だけ観艦式に招待されていないことである。共同通信社は、中国は釣魚島を巡って対立することから日本を外したと見ている。

「産経新聞」によると、中国が国際観艦式を行うのは5年ぶりとなる。2009年4月23日、中国海軍成立60周年に米国やロシアなど14カ国の海軍艦艇を招待し、40隻以上が参加した。中国が初めて行う観艦式だった。今年1月中旬に南京で行われた「西太平洋海軍シンポジウム」の準備会議で、日本側は「国際活動に日本を招かないのは失礼」と主張したが、中国側は「シンポジウムと観艦式は別もの」と反論し、招待状を送らなかった。

今回の活動の関係者は31日、「環球時報」に対し、「西太平洋海軍シンポジウムの開催時期と中国海軍の成立記念日はちょうど同じ時期であり、観艦式とシンポジウムは偶然同じ場所で行われ、全く別のものである」と話した。また、海上閲兵式は中国海軍成立記念の重要な活動の1つであり、誰を招待するかは主催側が決めることであり、西太平洋海軍シンポジウムと直接的な関係はない。

釣魚島を巡る問題で、中日関係は冷え込んだままだが、日本と米国の関連の動きは始まっている。「読売新聞」の30日の報道によると、日米両国政府は、日本の自衛隊と米軍の協力を促す機構を常設し、今年末に修正する「日米防衛協力のための指針」に組み込む方針をほぼ固めた。記事は、同機構の設立は中国の釣魚島を巡る問題における行動を防ぎ、武力攻撃と直接断定できない「グレーゾーン」の事態が発生しても日米が迅速に協力できるようにするためだと分析。日本は、中国による釣魚島「奪取」は武装した「偽の漁民」を使った上陸から始まる可能性があると見ていることから、日米が協力を強化し「グレーゾーン」の事態に対応することを強く求めている。

そのほか、日本の内閣は4月1日、「武器輸出三原則」の緩和を正式に決定し、日本は武器の国際研究・開発に加わると見られる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月1日

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