安倍氏の供物奉納の時期は微妙 日米関係の亀裂も

安倍氏の供物奉納の時期は微妙 日米関係の亀裂も。 日本の右翼政治家にとって、参拝は衝動的なものではなく、政治の信条である。右翼分子は歴史と現実を関連づけ、敗戦はきわめて屈辱的なことであり、戦後の自国は抑圧されており、実際に「骨抜き」され、「国の正常化」を実現できないと考えている…

タグ: 安倍 首相 供物奉納 時期 日米関係

発信時間: 2014-04-23 11:08:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

靖国神社の参拝は毎回、周辺国と民衆の反感を買い、外交関係の後退にもつながっているというのに、日本の一部の人はなぜ頑に非を認めないのか。中国社会科学院日本問題専門家の呉懐中氏は22日、「環球時報」に対し、次のように述べた。

日本の右翼政治家にとって、参拝は衝動的なものではなく、政治の信条である。右翼分子は歴史と現実を関連づけ、敗戦はきわめて屈辱的なことであり、戦後の自国は抑圧されており、実際に「骨抜き」され、「国の正常化」を実現できないと考えている。参拝は単独の行動ではなく、教科書改訂と慰安婦否定などの問題と同じであり、一つの心理から来ている。彼らは過去を否定して「立て直し」、過去の「大国」の地位を取り戻したいと思っている。

過去と異なるのは、今回の集団参拝がオバマ米大統領がまもなく訪日する時期に行われたことである。米タイム誌のウェブ版は22日、オバマ大統領が日本に行って双方の長期的な安全保障協力を再表明する前日に行われた参拝という挑発的行為はオバマ大統領の訪日に影を落とすだろうと論じた。共同通信社は同日、「安倍首相の供物奉納の時期は微妙、日米関係に亀裂の恐れ」とし、安倍首相は強烈な「靖国神社の事情」を示したと分析した。歴史問題を深く懸念するオバマ大統領は23日に日本を訪問し、安倍首相のこのタイミングでの奉納は日米関係に亀裂を生じさせる可能性がある。安倍首相は今回参拝しなかったが、米国がまだ不安に感じていることは明らかである。

韓国の「中央日報」は、オバマ大統領の今回の訪問の目的は日米間3カ国の相互関係を取り戻すことであり、この戦略は朝鮮の脅威と中国の台頭をけん制するためだと伝えた。このような状況の中で行われた日本政府の閣僚による参拝は韓国を刺激し、米国の外交構想に冷や水を浴びせる可能性もある。オバマ大統領は今回、日本の明治神宮と韓国の景福宮を訪れ、日韓両国の歴史をどちらも尊重していることを伝えると見られる。しかし、日本が「靖国神社の挑発」を行ったことにより、オバマ大統領の日米韓相互関係の構想はダメージを受ける可能性がある。訪問団を率いて日本を訪問中の米下院の多数党院内総務のカンター氏は、22日に東京で行った記者会見で、日韓関係の悪化に対する配慮を示した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月23日

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