日本の戦争映画、自国を被害者に 批判続出

日本の戦争映画、自国を被害者に 批判続出。 日本の一部のアニメ作品は平和の情報を伝えようとしているが、実際には侵略戦争を美化し、日本の侵略行為の言い訳をしている。日本の戦争を題材とする映画は普遍的に、日本が原爆の被害者であることを強調するなど、自身に対して同情の態度を持っているが…

タグ: 戦争 映画 被爆 軍国主義

発信時間: 2014-04-28 14:49:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米海軍学会のウェブサイトはこのほど、「日本のアングルから:日本の映画館の第二次世界大戦に関する映画作品」と題する文章を掲載し、『永遠の0』を例とし、戦後の日本映画界で日本の戦争の役割を美化する映画が見られることを批判した。同文章は、「日本の第二次世界大戦をテーマとする映画は、戦争の原因について説明せず、日本を戦争の侵略者ではなく被害者として描く。このような映画における修正主義的な傾向が、現在深刻化している」と指摘した。

同文書の共同執筆者の一人である、米国海軍学会研究員のスコッフ・クリストセン(音訳)氏は記者に対して、「神風特攻隊を美化した『永遠の0』は、日本の映画館で興行収入トップの作品で、世界的に物議をかもした。当学会はこれを受け、日本の第二次世界大戦をテーマとする映画を調査した」と語った。

読売新聞のワシントン駐在ある匿名の記者は、「『永遠の0』の原作者の百田尚樹氏は日本国内でもしばしば、修正主義者として批判を浴びている。NHK経営委員の百田氏は安倍首相の親友でもあり、先ほど南京大虐殺を否定する発言により強く批判された」と述べた。

日本の第二次世界大戦をテーマとする映画に修正主義的な傾向があることについて、アメリカン大学歴史学部教授のピーター・クズニック氏は記者に対して、「このような映画は日本を暴行者としてではなく、戦争の被害者として描いている。日本の戦場における暴行の印象を薄め、これを無視し、日本軍の兵士を美化し、ヒーローのような犠牲を故意に描き出そうとしている」と分析した。

クズニック氏は、「日本の一部のアニメ作品は平和の情報を伝えようとしているが、実際には侵略戦争を美化し、日本の侵略行為の言い訳をしている。日本の戦争を題材とする映画は普遍的に、日本が原爆の被害者であることを強調するなど、自身に対して同情の態度を持っているが、日本軍国主義のその他の国における暴行をほぼ完全に無視している」と鋭く指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月28日

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