米日のアジア太平洋支配、儚い夢物語に

米日のアジア太平洋支配、儚い夢物語に。 日本自衛隊が来月、離島奪還演習を実施する。日本メディアによると、演習の目的は、釣魚島問題を巡る中国との対抗だという。これはオバマ大統領が、島嶼の主権を争奪しようとする日本を、何度も「応援」していたことを思い出させる…

タグ: 自衛隊 離島奪還 演習 釣魚島

発信時間: 2014-05-04 10:10:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日米は南中国海の主権を求める当事国ではないが、南中国海の問題に対して横槍を入れることに夢中になっている。米日は当事国に対して、主権を主張する根拠を明らかにするよう求めているが、その矛先は中国の「九段線」に向けられている。中国はASEAN諸国と意思疎通を進めており、いかに「南海各方行為宣言」を効果的かつ全面的に履行し、「南海行為準則」について交渉を進め、南中国海の当事国の信頼関係を強化し、自信を深めるかについて議論している。中国は早くから、準則の制定は合理的であるべきで、協議により一致し、障害となるものを排除し、秩序正しく徐々に推進すべきと主張してきた。しかし米日はあくまでも言いがかりを付け、準則が「即席」であったと批判している。フィリピンが中国の反対を顧みず、南中国海問題を国際仲裁裁判所に提訴したことについて、中国は厳正なる立場を何度も表明した。かつその他の当事国と平和的な対話を通じ、領土および管轄権の係争を解決しようと取り組んでいる。しかしながら米日は、フィリピンが国際仲裁により問題を解決することを言いふらし、これを支持している。

米日は共同声明により一時的な快楽を得られるが、中国を抑制し、アジア太平洋を支配しようとするならば、それは儚い夢物語にすぎない。

米日は中国を抑制できない。中国は民族の復興を実現中の、すでに目を覚ました獅子であり、いかなる国も外からの力によって中国の発展を抑制できない。米日はまた、中国を孤立させられない。中国は重要なアジア太平洋の国であり、他の国が来ようが来まいが、中国はここにあるのだ。さらに重要な事に、中国は日増しにアジア太平洋の積極的な要素になりつつあり、その他のアジア諸国との相互依存性が高まっている。アジア諸国は米日を歓迎しているが、同時に中国を重視しており、どちらかに肩入れしようとしていない。

米日はアジア太平洋をリードしようとしているが、必ず呼応があるとは限らない。世界の現在のテーマは平和と発展であり、冷戦の思考回路に基づく同盟関係は、流れに逆らうものだ。米日は多国の利益と関心事を蔑ろにし、地域の平和と安全を無視しており、地域の福ではなく災いになっている。道を得れば助けを得られるが、道を失えばこれを得られない。目先の不安のために虎を養えば、将来は不安が尽きなくなる。火をつけるため風を煽れば、自らが火傷することになる。米日にはこのように忠告しておこう。(筆者:蘇暁暉 中国国際問題研究所国際戦略研究部副主任)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月4日

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