「歩きスマホ」の危険を訴える駅の広告
スマートフォンの普及以来、画面に夢中で駅のホームから転落、或いは他の通行人に接触して事故につながるといったケースが度々起きている。ある日本のメディアは先日、「歩きスマホ時に何を見ているのか」についてネットで調査を行った。新華網が伝えた。
メールマーケティングサービスを提供するLifemediaが行った調査によると、「歩きスマホ」時は「メールのチェックと返信をしている」が55.5%、「マップアプリを使用している」が53.3%、「通話している」が50.3%であった。男女でも結果に違いがあり、女性のスマホユーザーは「メールのチェックと返信」、「LINEでチャット」、「通話」、「時刻表のチェック」の比率が高く、男性は「マップアプリの使用」と「ネットでニュースチェック」の比率が高かった。
この他、8%の人が「歩きスマホ」時に人と接触を起こした経験があると回答し、14.4%の人が物に接触した、或いは危うく接触しそうになった経験があると回答している。
こうした状況を受け、59.5%の日本人が「歩きタバコ」を法律で規制したのと同様に、「歩きスマホ」を法律で厳しく規制すべきだとしている。ただ、規制を望んでいる人のうち71.1%の人がスマホユーザーではない。しかし、調査を受けた半数以上の回答者が、「歩きスマホ」が規制された場合、その法律を遵守すると回答しており、ひとまずは安堵できる結果となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年6月10日