同フォーラムの開幕式に出席した米国のキッシンジャー元国務長官は式辞の中で、中米の「新型大国関係」構築の重要な意義、中米関係の動向の中日関係への影響に言及した。鳩山氏は、「平和的な中米関係は、日中関係の安定的な発展を促す。現在、日米の連帯感は中米より強いように見えるが、米国の重心は遅かれ早かれ中国に移るはずだ。このような情勢の中、日本は中国と調和的な二国間関係を構築する必要がある。これは安倍政権では実現しがたいが、長期的に見れば、日本は世界の流れに逆らえない。日本の政策はアジア重視、中国重視に向かい調整されるはずだ」と分析した。
鳩山氏は記者に対して、中国人への気持ちを伝えて欲しいと述べ、「多くの日本人は、日本と中国の友好的な交流を願っている。中国の友人は、日本の民間の善意を理解して欲しい。中日は厳しい政治情勢を迎えているが、多くの日本人は中国人に好感を持っている。より多くの中国人が日本を訪れ、日本をその目で見ることができればと思う。これは今回の訪中で最も強調したかったことだ」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月23日